ごあいさつ 沿  革 奨学金支給 情報公開資料

沿  革

▼ 奨学会の設立

2002年01月26日 李秀賢顕彰奨学会を設立
2002年09月30日 東京都から特定非営利活動法人の認証を受ける
2002年10月10日 特定非営利活動法人LSHアジア奨学会に改組

▼ 事故後の主な出来事

2001年
01月26日 19時15分、JR山手線新大久保駅で過ってホームから転落した見知らぬ日本人を助けようとして、韓国人留学生李秀賢さんと日本人カメラマン関根史郎さんが死亡した。
01月29日 留学先の赤門会日本語学校にて李秀賢さんの学校葬が営まれた。日本全国から日本語学校生・教職員・一般の方々数百人がその死を悼み参列。また、森総理大臣をはじめとして福田官房長官・河野外務大臣・町村文部大臣等の閣僚や、田中真紀子衆議院議員をはじめとする政治家が多数、次々と弔問に参列し、金大中韓国大統領等からも弔電が届いた。
10月 小泉首相が訪韓し、お見舞いにご両親と会われた。
11月02日 ご両親が財団法人警察協会主催「全国殉職警察職員、警察協力殉難者慰霊祭」に外国人遺族として初めて招かれた。また、慰霊祭後の皇居特別参観に訪れた際、皇后陛下より励ましのお言葉を戴いた。
11月 「李秀賢顕彰奨学会」の奨学金事業に対する寄附金が、国際交流基金より特定寄附金に認定され、税制上の優遇を受けられることになった。
2002年
01月26日 李秀賢さんのご両親および日本人有志からの寄附金を原資にし、一周忌の場で「李秀賢顕彰奨学会」が正式に発足した。その後、同会場(ペアーレ新宿)で引き続き李秀賢・関根史郎一周忌慰霊祭がしめやかに営まれた。尚、慰霊祭には、当時の福田官房長官・田中外務大臣・中谷防衛庁長官をはじめとしてVIP・来賓・一般・報道関係者等、合計600名余が参加した。
○ 奨学会設立後、寄附金が全国から寄せられた。
○ 特定非営利活動法人設立の準備に入った。
09月30日 東京都より特定非営利活動法人LSHアジア奨学会設立の認証を受けた(「LSH」は李秀賢君の頭文字である)
10月17日 第1回奨学金授与式を故李秀賢君のご両親を迎えて行い、奨学生92名のうち東京近郊の日本語学校に通う60名が参加した。
2003年
01月26日 「故李秀賢君を偲ぶ会」2周忌が日暮里のホテルラングウッドで開催され、ご両親をはじめとして李さんが通っていた日本語学校の教師・生徒・第1回奨学生・寄付者・会員等200余名が参加した。
08月03-04日 釜山の李秀賢さんの墓参、そして済州島のハルラ山に登るクロスカルチャープラザ主催のピース登山に奨学会事務局が参加した。
10月28日 平成15年度奨学金授与式(第2回)を行い、奨学生54名のうち東京近郊に住む奨学生37名が出席した。
2004年
01月26日 ペアーレ新宿にて日韓合同「故李秀賢君を偲ぶ会」(3周忌)が開催され、韓国を代表する伝統文化芸術家による韓国伝統形式の追慕公演も行われた。当日は小泉総理大臣・韓国盧武鉉大統領からも記念メッセージが寄せられた。
10月14日 平成16年度奨学金授与式(第3回)が開催され、奨学生35名のうち東京近郊の日本語学校に通う26名が出席した。
12月 独立行政法人国際交流基金の特定助成対象事業として認定を受けている奨学金事業を更に3年間延長申請し、認定される。
2005年
01月26日 東京厚生年金会館にて「故李秀賢君を偲ぶ会」(4周忌)が開催された。
11月14日 平成17年度奨学金授与式(第4回)が開催され、奨学生50名のうち東京近郊の日本語学校に通う32名が出席した。
2006年
01月26日 赤坂プリンスホテルにて「故李秀賢君を偲ぶ会」(5周忌)が開催された。当日は日韓合作映画「あなたを忘れない」の韓国ロケ報告会も併せて行れた。「偲ぶ会」には日本側から麻生外務大臣、韓国側から羅鍾一韓国特命全権大使、更に日韓議員連盟からもメッセージが寄せられた。映画関係者や韓国俳優も献花し、参加者総数は250名余になった。
05月21日 李秀賢さんの後輩となる韓国からの就学生申鉉亀君が、同じ新大久保駅で女子大生を救出した。
06月10-12日 釜山の李秀賢さんの墓参、そして金井山に登るクロスカルチャープラザ主催のピース登山に奨学会事務局が参加した。
10月20日 平成18年度奨学金授与式(第5回)が開催され、奨学生50名のうち東京近郊の日本語学校に通う31名が出席した。
2007年
01月26日 ニッショーホール(日本消防会館内)にて「故李秀賢君を偲ぶ会」(6周忌)ならびに日韓合作映画「あなたを忘れない」特別試写会が開催された。試写会には天皇皇后両陛下が臨席され、李秀賢さんのご両親と共に映画を鑑賞された。上映終了後、天皇皇后両陛下は、ご両親や映画関係者と短い懇談の時間を持たれた。その後に同会場で行われた「偲ぶ会」には、日本側から安倍総理大臣夫人・福田康夫衆議院議員夫妻・田中真紀子衆議院議員、韓国側から羅鍾一韓国特命全権大使ご夫妻、そして奨学会の奨学生・寄附者や映画関係者700名以上が、李秀賢さんの遺影に献花された。
10月22日 JALビル・ウイングホールにて李秀賢さんの母・辛潤賛さんが初講演を行った。
10月23日 平成19年度奨学金授与式(第6回)が開催され、奨学生50名のうち東京近郊の日本語学校に通う27名が出席した。
2008年
01月26日 高田馬場にて「故李秀賢君を偲ぶ会」(7周忌)が開催された。朗読劇「李秀賢頌歌」公演や、偲ぶ会ご挨拶・献花・懇談会が行われ、LSHアジア奨学会の支援者を中心にして奨学生・マスコミ約120名が出席した。前年に公開された映画「あなたを忘れない」で李秀賢さん役を演じた李太成(イ・テソン)さんも韓国から駆けつけ参加した。

▼ 奨学金について

 全国から寄せられた寄附金を原資にし、これまで7年間でアジア各国から来た381名の日本語学校生に1人15万円を支給した。尚、奨学生は学校から推薦を受けた応募生徒の中から、奨学会の選抜審査委員会を経て当奨学会理事会にて決定される。

▼ 機関誌について

 奨学会の活動内容および日本語学校生の日々の勉強や日本での生活の様子を広く全国の方々に知っていただくため、機関誌『かけはし』を年2回発行している。

▼ その他の顕彰活動について

 李君の死をただの犠牲で終らせることなく、彼の勇気ある行動を顕彰し、彼が残した命の尊さや他人のために生きる優しさを広く伝えるため、李秀賢君の死後から今日に至るまで全国の有志グループがチャリティーコンサートや勉強会など、様々な活動を行っている。

▼ 叙勲事項

日 本
2001.01 政府勲章「木杯」
2001.01 「警察協力状」(日本警察庁長官)
2001.01 「感謝状」(日本国土交通大臣)
2001.01 「勇気ある行為称賛辞」(日本内閣総理大臣)
2001.01 「感謝碑」(東京警視総監)
2001.11 「感謝碑」(財団法人警察協会)
韓 国
2001.01 義士者証書(韓国保健福祉部長官)
2001.01 韓国国民勲章「石榴章」(財団法人警察協会)
2001.03 第1回「全民族の和解と平和賞」(和解と平和に向けた全民族助け合い運動本部)
2001.10 釜山広域市 第17回「誇らしい市民賞」大賞(釜山広域市長)

▼ 追慕記念碑

日 本
2001.04 東京都新大久保駅構内「顕彰碑」(東日本旅客鉄道)
2001.07 赤門会日本語学校内「李秀賢顕彰碑」(赤門会日本語学校)
2002.11 宮城県「韓日友好記念碑」(韓日親善協会・宮城県)
韓 国
2001.05 釜山子供大公園内「義士者李秀賢追慕碑」(釜山広域市・釜山広域市教育庁)
2001.10 釜山ネソン高等学校「李秀賢義行記念碑」(ネソン高校総同窓会)
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